第36回 全国土の会 鹿児島大会に参加しました
2025年11月12〜13日、鹿児島県鹿児島市のサンロイヤルホテルにて、第36回 全国土の会 鹿児島大会が盛大に開催されました。
本会活動の基本は、農業生産者自らが土と肥料の基礎知識を学び、土壌診断に基づいた施肥管理により、肥料の浪費を抑制し肥料代などの生産経費の軽減すると共に、肥料資源の節約・肥料成分の環境への放出による環境負荷を軽減し、環境にやさしい農業生産を実践することにあります。
1日目は研修会、2日目は現地見学会でしたが、研修会の所感を申しあげます。
研修会場には、全国各地から農家の皆様、農業団体、研究者が160人以上集まり、日本の土づくりと肥料の未来についての情報交換が交わされました。
鹿児島県知事・塩田康一様によるご挨拶
開会にあたり、鹿児島県知事 塩田康一様より来賓としてご祝辞をいただきました。
知事の言葉に、会場全体があたたかい拍手に包まれました。
後藤逸男名誉教授による基調講演
続いて登壇されたのは、全国土の会の創設者である後藤逸男名誉教授。
約90分にわたり、「国内産資源を活用した環境にやさしい農業の実践」について、ユーモアを交えながら分かりやすくご講演くださいました。
講演では、輸入肥料に頼る日本の現状に触れ、
「今こそ地域資源を活かす循環型農業が必要」と力強く語られました。
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現場からの報告 〜お茶農家の挑戦〜
各地域の農家や団体からの事例発表も行われました。
特に鹿児島県では「知覧茶碗」の栽培が盛んで、現場での生産管理や品質向上の取り組み、課題などが紹介されました。
下記の写真は、有限会社 前原煎茶 前原 翔太様です。
http://www.maeharaseicha.jp/?mode=pc
現場の声を直接聞ける貴重な機会として、参加者の皆様が熱心に耳を傾けていました。
大村商事製作 生ごみ肥料「みどりくん」の紹介
当社 大村商事も、後藤先生の理念を引き継ぎ、
食品廃棄物から生まれた**生ごみ肥料「みどりくん」**を展示・PRいたしました。
感謝とこれから
土壌肥料の立場から考える、今後あるべき「環境にやさしい農業」とは何か?を再認識しました。
主催された全国土の会・鹿児島土の会の皆様、
そしてご講演・ご協力いただいた関係各位に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。