おもしろ地域SDGS
- 1有機物が循環する地域
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江戸時代の日本は人口が約3,000万人程度といわれておりますが、世界トップレベルの廃棄物リサイクルが進んだ国だったともいわれております。米の収穫後の稲ワラは草履や縄に、植物から搾った油は行灯の燃料・搾りカスは肥料に、そして人の排泄物は堆肥として再利用されていました。また、林業の仕事も盛んで「山守(やまもり)」といわれる山を守る人たちが、森林の保護、適切な伐採などをおこなってきたことにより、山・川・平地・海の環境が維持されました。それは有機物(≒生物)の循環と在来生物の生物多様性も維持されていることにつながります。
このように「人々の暮らしと自然環境に調和した理想的な循環型社会」であり、食料自給率はほぼ100%でした。当時の人々は大地の恵みに感謝し、ありのままの姿で育まれたおいしい野菜や山・川・海の幸を口にしながら足るを知り、健やかな生活を営んでいたのではないでしょうか。
令和時代の現在、日本の人口は2008年(平成20年)の1億2,800万人をピークに減少しつつあります。食料自給率は40%以下、農業においては、輸入肥料の高騰や後継者不足などが課題となっています。
また、森林の面積は国土の面積の約2/3を占め、先進国の中ではフィンランドに次ぐ世界二位の森林大国でありますが、1955年(昭和30年)ころまでの木材自給率90%台から徐々に低下し、多少の回復はあるものの、2020年(令和2年)では、40%程度となっています。
森林荒廃は、洪水などの災害、在来生物の多様性欠如などを引き起こす可能性があります。これらのことから、当社では「有機物が循環するまち」として、小規模ながらも食品リサイクル、樹木や草木のリサイクルを通して赤とんぼが棲めるまちづくり、すなわち「人々の暮らしと自然環境に調和した理想的な循環型社会」を目指しております。
当社の「土が良くなる堆肥」や生ごみ肥料「みどりくん🄬」の販売は、食品ロスの軽減、地産地消や6次産業(1次産業の農業、2次産業の工業、3次産業のサービス業を、足し算または掛け算をすると6次産業になります)の推進に貢献いたします。
また「薪の販売」は、人類が初めて手に入れた100%自然由来の再生可能エネルギーとして、薪ストーブや焚火などでの「照明・暖房・料理」を楽しんでもらうこと。そして林業の発展にとどまらず「デジタル化・インドア化」による心身の健康への影響のアンチテーゼとして「アナログ化・アウトドア化」の推進に貢献いたします。
「有機物が循環する地域」を目指し、精進してまいります。
MODEL食品・草木バイオマスの有機物地域循環モデル
- 地域で有機物が
循環するまち構想(地域SDGs)
- (地域SDGs有機物循環プロジェクト)事業者編
海鮮と手打ちそば たびと
生ごみを乾燥し、大村商事に肥料原料を供給してくれる飲食店です。
Facebook飲食店だからできる!循環型SDGs
榎本農園
当社の肥料・堆肥を使ってくれる農家さんです。農作物の一部は、たびとさんに供給しており市民を巻き込んだ収穫祭なども行っております。
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